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消化器内科

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消化器内科でよくみられる症状

消化器とは食道から胃、十二指腸、小腸、大腸から肛門にいたるまでの、人間が生きていくために必要なエネルギーである食物を体に取り込み、そしていらなくなったものを排泄するとても大切な臓器です。ここにはもちろん肝臓や膵臓、胆嚢なども重要な臓器として含まれています。

そのため、ちょっとした不都合がどこかに起こるといろいろな症状がでてきます。ここでは、よくみられる症状をまとめてみました。

おなかが痛い

おなかが痛い

外来にこられる最も多い主訴のひとつです。一言でおなかが痛いといってもその場所がどこなのか、いつからどんなふうに痛いのかによっていろいろな原因が考えられます。

たとえば、その痛みはしょっちゅうおこるのか、どのくらいの時間続くのか、どんどんひどくなってきているのか、立てないくらい痛むのか、何日も続いているのか、食事の前後におこるのか・・・。

消化管が正常に動いているときにたまにすこしひっぱったような感じがしてすぐに治ることがあります。これは消化管が正常に動いているときによくおこるものです。またガスや食べ物が動くときに違和感があったりすることもあります。しかしたとえば鎮痛剤を飲まないと耐えられないとか、一時間以上続くとかそのような場合は消化管のどこかがとおりにくくなっていたり(閉塞)炎症をおこしていたりということもあります。

また食事の前に必ずおこる痛みでよくみられるのが十二指腸潰瘍です。これはおなかがすくと十二指腸の消化液が十二指腸自身を攻撃しておこるものです。食後に多い痛みには胃潰瘍、膵炎などがあります。必ず一度消化器内科をご受診ください。

吐き気がする・嘔吐する

吐き気がする・嘔吐する

吐き気もいろんな原因でおこります。胃炎などで胃が荒れているときなどはちょっとした刺激で吐き気がすることがあります。もちろん、風邪のウィルスなどで胃をやられたときにもおこりますし、その風邪を治そうとして服用したお薬で胃をやられておこることもあります。また腸閉塞など、消化管のどこかがとおりにくくなっていて吐く、といったこともありますし、肝炎などでも嘔吐がおこります。

もちろん消化器以外の病気で、妊婦さんのつわりというのは有名ですが、これは妊娠中の女性ホルモンの分泌のために噴門部括約筋などが緩むことと消化管の動きが普段より悪くなることにより、あるいは子宮が大きくなるために下方から胃を圧迫することによりおこるものです。

しかしなかには大きな病気、たとえば脳圧が亢進するような状態(髄膜炎や脳腫瘍)といった重篤な病気などではかなりひどい嘔吐が繰り返されます。

いずれにせよ、大量に嘔吐すると体内は脱水状態におちいります(特に小さなお子さんなどは脱水をおこしやすいです)。一日中吐くといったことがあるようであればすぐに受診をお勧めします。

下痢がひどい

下痢はいろんな原因でおこります。たとえば、へんなのものを食べたとき。もちろん細菌性の食中毒などもありますし(O157で有名になりました)、なかにはアレルギーなどが原因でおこることもあります。

また、風邪をひいたときにウィルスが原因でおこることや、抗生物質などのお薬が原因のこともあります。いろいろたくさんの原因が考えられますが、場合によっては厳しく下痢を止めすぎないほうがよい場合もあります。下痢することによって体の中にあるいやなものを外にだそうとしているときがあるからです。

また、下痢によって体の中の水分がたくさんでてしまうと脱水症状をおこしやすくなりますので(特にちいさなお子さんなどは脱水をおこしやすいのです)できるだけ積極的に水分をとったほうがいいのです。しかしたとえば水分を口から取るとそれが刺激になって余計に下痢をおこす場合などは、点滴によって直接からだのなかに水分を補給してあげることが必要になります。

また、体重が一気に落ちたり、下痢に血が混じっていたり、あまりに長期間続く(一週間以上)などの症状がある場合は必ず受診が必要です。(たとえば、潰瘍性大腸炎やがんなどといった大きな病気の初発症状でもみられることがあります。)

便秘する

便秘する

便の回数・頻度は人によってかなりの差があります。たとえば毎日一回~二回ある人から週に一回といった人までさまざまです。便秘という状態は、普段の回数よりもあきらかに減っている、あるいは人によっては出そうで出ない、すっきりしない、おなかがはって苦しい、といった症状が多いと思います。

便秘は本当にいろいろな理由でおこります。たとえば、いつもより食べる量が減ると便もでにくくなりますし、繊維質のものをあまりとらないときもでにくくなります。運動不足、水分不足でもおこります。また女性ホルモンの影響で、女性が生理前に便秘がちになるのも普通よくみられます。ちょっとしたストレス(たとえば環境の変化や仕事中でトイレにいきづらい、など)でもよくおこります。

またいきむのが怖いとき、たとえば痔などで痛むときなども便秘がおこることがあります。ただ、このようないろいろな原因の中に大腸がんといったような疾患がかくされていることもあります。便秘とともに腹痛、吐き気や血便などを伴うときやおなかがはって苦しいときなどは必ず受診してください。

便に血が混じっている

便に血が混じっている場合。食道から胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸、肛門にいたるまでのどこかの部分で出血があったときはその出血が便の中に出てきます。肛門から遠いところから(たとえば食道や胃)の出血ほど黒っぽい色に、また大腸や直腸などの出血は赤っぽい色ででてきます。

赤い血が便に混じっているときに一番多い疾患は痔です。しかし中には痔だと思い込んでいて実は大腸がんであったりすることもあります。また黒っぽい血であれば食道や胃・十二指腸の潰瘍などのほかにがんの出血もあります。

いずれにせよ、便に血が混じるというのは必ずどこからのどんな原因の出血かということを調べなければなりません。必ずすぐに消化器内科を受診してください。

おなかがはる・ガスがたまっている

おなかがはる・ガスがたまっている

おなかがはる、ガスがたまっている・・・。人間は食事をとると必ず腸のなかでガスを作ります。そして定期的にたまったガスは排泄されていきます。しかし、このつくられるガスの量が非常に多いときなど(たとえば、ガスを作りやすい繊維質の多い食べ物など)は全部が排泄しきれずに腸の中にたまっていったりして苦しいということになります。

しかし、ガスが普段よりたくさん作られたためだけに苦しいのであれば正常に消化管が機能していればまずいつもより少しは時間がかかってもちゃんと排泄されるのですが、たとえば腸のどこかにガスのとおりを妨げるような病気があったりするとガスは長時間正常に排泄されなくなります。そのためにおなかがはって苦しいということがおこることがあります。

またおなかがはるのは必ずしも腸のガスだけのせいではなく、たとえば腸以外でもおなかの中に急に大きな腫瘍などが成長してくると(女性でたまにみられるのが子宮筋腫や卵巣腫瘍です。特にある種の卵巣腫瘍などは急激に大きくなることがあります。)やはりおなかがはって苦しいといった症状がでてきます。

いずれにせよ、何日もおなかのはった感じが続くときやなんとなく疲れる、体重は減るのに、などといった症状があるときは必ず一度受診してください。

胸焼けがする

胸焼けがする

食べ過ぎたときなどに胸がむかむかするというようなことは日常生活によくみられます。単なる食べ過ぎのためにおこり、普段は特に問題ないのであればそんなに気にすることはないでしょう。しかし、それほど食べ過ぎてもいないのにしょっちゅう胸焼けが起こるときは要注意です。

食べ物は飲み込まれてから食道を通って胃に入ります。たとえば食後に逆立ちなどをしても胃に入ったものが簡単に戻ってこないのは、食道と胃の間に、いったん胃にはいったものを簡単に食道に逆流させないためにある下部食道括約筋という筋肉があるからです。

この筋肉は輪のような形をしていて、逆流をさせないように締まることができるのですが、この締まる力が弱くなると胃にある胃酸が逆流しやすくなり胸焼けがおこるのです。ですから、食後に横になったりすると開いたままの食道に食べものが戻りやすくなるので余計に胸焼けはひどくなりがちです。

また原因はそれだけではなく、胃炎や潰瘍などがあるときもおこります。痛みがひどくてもまたいつもの胸焼けだと思い込んでいたら実は心臓の病気だったということもあります。 これといった(食べ過ぎなど)原因が思い当たらないのに、胸焼けがとれにくかったりするときは必ず受診してください。

血を吐いた

血を吐いた。とてもショッキングなことです。これはどなたでも普通はすぐに内科を受診されることと思います。

一言に血を吐くといってもその血がどのくらいの量なのか、どんな色であったのか、またどのようなときに吐いたのか、痛みなどはあったのかなどによって原因はいろいろ考えられます。

たとえば、急に大量にものを吐いたときに、食道の一部がその吐いたものが逆流するときに圧力がかかって切れてしまって出血することがあります。この場合は赤い血を吐くことが多いです。また、黒っぽい血はどちらかというと胃や十二指腸からの出血が多く、潰瘍やがんなどの可能性があります。

また、のどのところで食道と気管にわかれますので、気管からの出血がのどを通ってでてくることも考えられます。この場合は肺炎や肺がんなどのこともありえます。

この出血がどこからどのような原因ででているかを必ず調べないといけません。 いずれにせよ血を吐いたときは必ず受診してください。