タバコがなかなかやめられないというのは、意志が弱いからではなく、ニコチンへの身体的な依存がある「ニコチン依存症」、という病気であるためです。また、喫煙への心理的な依存、喫煙の習慣化も、タバコがやめられない原因となります。もちろん、ご自身でやめられるケースもありますが、依存の程度が強い場合には、禁煙補助薬を使った禁煙治療が必要です。

当院では、チャンピックス（飲み薬）という禁煙補助薬をご用意しております。

チャンピックス（飲み薬）

喫煙をしたときにニコチンが受容体と結合することを阻害し、満足感を抑えます（おいしく感じなくなります）。 また、チャンピックスの成分がニコチン受容体と結合することで、少量のドパミンが放出され、離脱症状を軽減します。 ニコチンパッチとは異なり、ニコチンが含まれていません。

禁煙外来での治療は、1年に1回に限り、以下のすべてに該当した場合に保険が適用されます。
①ニコチン依存症のスクリーニングテストで「ニコチン依存症」という判定が出た。
②「1日の喫煙本数×喫煙年数」の値が200以上となる（※）。
③すぐに禁煙をすることを希望している。
④禁煙治療について医師から説明を受け、治療を受けることを文書で同意している。
※34歳以下の方は、「②」に該当せずとも保険が適用されます。

ニコチン依存症テスト（TDS）

保険診療の場合と自費診療の場合の禁煙外来の費用は、以下の通りです。

※自費診療の欄の費用は税込みです。
※診察のみの費用です。
※薬局によってお薬の値段が異なります。