京都市右京区龍安寺西ノ川町7-6

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大腸カメラ

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大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)について

大腸内視鏡検査とは、肛門から内視鏡を挿入し、盲腸まで詳細に観察し、大腸の病気(ポリープ、癌、炎症)を診断及び治療する為の検査です。当院では、ポリープが見つかった場合、切除可能であれば、その場で切除します。大腸カメラでは、下記のような疾患の早期発見・早期予防ができます。

正常な状態

正常な状態<
異常なしの状態です。

潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)

潰瘍性大腸炎
原因不明の大腸の炎症性疾患で、下痢・発熱・血便・などの症状がおこります。まれに癌化することもあります。

クローン病(くろーんびょう)

原因不明の口から肛門までのありとあらゆる場所におこる消化管の炎症性疾患です。特に大腸から肛門にかけてのことが多く、下痢・発熱・貧血・体重減少などの症状がおこります。

非特異性潰瘍(ひとくいせいかいよう)

原因不明で再発を繰り返す潰瘍です。単純性潰瘍・ベーチェット病などいろいろなものがあります。

虚血性腸病変(きょけつせいちょうびょうへん)

進行大腸癌
高齢者に突然の下血と腹痛で発症することが多いです。(もちろん若年者のこともあります)動脈硬化・高血圧・心不全などの基礎疾患の方におこりやすい病気です。

過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)

過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:通称 IBS)は、主に大腸の運動および分泌機能の異常で起こる病気の総称です。 検査を行っても炎症や潰瘍など目に見える異常が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が起こります。 以前は大腸の機能の異常によって引き起こされる病気ということで「過敏性大腸症候群」と呼ばれていましたが、最近では、大腸だけではなく小腸にも関係することなどからこのように呼ばれるようになりました。

大腸憩室(だいちょうけいしつ)

早期大腸癌
腸の壁が硬くなって弾力性がなくなってきたときに壁の一部が弱ってくぼみができて粘膜が脱出した状態をいいます。高齢者に多く、出血、炎症、穿孔、膿瘍などをおこしやすくなります。

十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)

本質的にはピロリ菌が原因といわれてきています。昔はひどい潰瘍は手術治療が行われていましたが、現在はH2-blocker、PP-Inhibitorといったお薬が開発されたことによってほとんどが手術を必要とせずに治療可能となりました。

大腸ポリープ(だいちょうぽりーぷ)

大腸のポリープはわりとよくみられる病気です。いろいろな種類・大きさのものがありますが、胃のポリープより、癌化する率は高いといわれています。大腸のポリープの方は必ず定期的な検査、場合により組織診をお勧めします。

大腸癌(だいちょうがん)

日本人の食生活の欧米化に伴って最近増加している病気です。症状は、血便・便秘や下痢・腹痛といったもので大腸癌に特異的なものはありません。今は早期であれば内視鏡でも完治可能となりました。
  • 進行大腸癌
進行大腸癌 進行大腸癌1
  • 早期大腸癌
早期大腸癌 早期大腸癌1
  • 早期大腸癌NBI拡大
早期大腸癌拡大

大腸カメラ検査の流れ

(1)事前検査

検査を安全に行うために、全身状態の把握や感染症の有無について、採血検査を行います。

※現在内服中の薬がある方は、事前検査時に必ずお持ち下さい。

(2)検査前日

  • 問診票をご記入下さい(事前検査の時にお渡しします)。
  • 大腸の内視鏡検査を行うには、大腸の中を空にしなければならないため、
    事前検査予約時にお渡しする検査食を召し上がり、下剤を飲んで下さい。

検査食の説明

(3)検査当日の朝

  • 検査当日は、絶飲食で午前8時15分までにご来院下さい。
  • 検査の際に使用する薬の影響で、めまい・眠気・ふらつき・目のちらつき等が起こる場合があります。

(4)前処置

前処置の説明

  • 飲んだ後から、数回トイレに行くと、便がだんだん透明になっていきます。はじめは便が混じりますが、便中にカスがなくなり、黄色い水のようになれば準備完了です。
     ※検査を受けていただく方専用のスペースとトイレを完備しています。
  • 検査着と専用の使い捨てのパンツに着替えていただき、安全かつスムーズに検査を行うために点滴をします。

(5)検査

検査の説明

(6)検査終了後について

検査終了後についての説明

(7)検査終了後の注意点

  • 多少お腹が張りますので、ガスを出して下さい。
  • 検査後の食事は消化のよいものを食べて下さい。

<ポリープ手術を行った場合>

  • 3日間は入浴を控えて下さい(シャワーは可能)。
  • 激しい運動は控えて下さい。
  • 7日間アルコール類は摂取しないで下さい。
  • 基本的には日常生活や仕事は通常通り行えます。

(8)検査結果(約1週間後にご来院)

検査結果の説明

日帰りポリープ手術

当院では、内視鏡による日帰り手術を行っています。

大腸のポリープは多くは無症状であり、血便などで気づかれて受診されたりして診断されることがよくあります。しかし、ポリープのうちの一部は がん化することがあります。初期のがんは、見かけだけではわかりにくいことも多く、そのため、ある程度以上の大きさのポリープがみつかれば、ポリープを切除して組織の検査をすることが望ましいと考えられます。

ただし、ポリープをとるためにおなかを切ったりはあまりしたくないというのが普通です。内視鏡を使えば(もちろんあまりに大きなものは内視鏡では不可能ですが)おなかを切ったりせずにポリープ切除ができます。当クリニックでは、最新・超高性能の大腸拡大内視鏡(オリンパス社製CF-HQ290ZL/I)と高周波焼灼電源装置(オリンパス社製ESG-100)を導入し、より安全な大腸ポリープ切除術を施行しております。これは術前から診断がついているものはもちろん、ご希望に応じて、大腸内視鏡の検査時に偶然ポリープが発見されたときにも施行しております。

手術の所要時間は数十分で、全身麻酔などの必要性はありません。(ご本人のご希望に応じて緊張を和らげる程度の軽いお薬を投薬させていただくことももちろん可能です)
大腸ポリープ切除術はまったく痛みもなく、おなかを切ることもなく一日で帰宅することのできる手術です。

大腸ポリープの手術例

切除される前の大腸ポリープです。
切除される前の上行結腸ポリープです。
ポリープのNBI画像です。
ポリープのNBI画像です。
切除前に留置スネアで結紮します。
切除前に留置スネアで結紮します。
切除してから、組織を調べるためにこのポリープは回収されます。
ポリープが切除されたあとの大腸の粘膜です。
ポリープが切除されたあとの大腸の粘膜です。
特に出血などはみられませんが、大事をとって切り取ったあとの部分に止血をします。
止血のためのクリップです。
写真に写っているのは止血のためのクリップです。
このクリップは数日して、粘膜が治ってから自然に落ちて便のなかに排泄されます。非常に小さい精巧なつくりですので粘膜を傷つけたりはしません。
上の切り取られたあとの粘膜に、止血のクリップをとめました。これで手術は完了です。
ポリープを回収
ポリープを回収します。

高倍率で詳細な観察が出来る最先端の拡大内視鏡を導入

ハイビジョンの高画質、80倍の高倍率で得られる鮮明な画像により、詳細な観察・診断が出来、微細な病変の発見につながります。

さらに、腸壁にスコープが当たると自然に曲がる機能などにより、患者様の苦痛軽減につながる先進の拡大内視鏡を使用しております。

内視鏡用炭酸ガス送気装置

また、観察のため大腸管腔内に送気を行なうと空気が充満し、術後に数十分~数時間の腹部膨満感・苦痛を伴うことが多々ありました。
当院では、空気に比べて極めて生体吸収性に優れている炭酸ガスを用いることで、拡張した管腔を速やかに収縮し、検査・手術後の苦痛を大幅に軽減しています。